蹴上インクラインの桜並木琵琶湖の水を京都へ送るため作られた水路

琵琶湖疎水(びわこそすい)

 

P1400827a

 

疏水導入の目的のひとつが発電所の建設

そのためには大きな落差で水を落とす必要があり

船の通行が不可能となる高低差が生まれる

 

そんな場所で

船を移動させる方法は次の3つ

 

(1.)ロック方式

(2)リフト方式

(3)インクライン方式

 

(1)は船を水門と水門で区切った閘室(こうしつ)に入れ

その閘室の水を排水したり増水したりして

船を低い方や高い方へ進めるという方法

(パナマ運河等)

 

(2)は名前のとおりリフトで移動

 

(3)は勾配のある水路にレールを敷き

台車に船を載せてケーブルで引っ張り上下させる

 

 

P1400808a

 

蹴上インクライン(けあげインクライン)は

全長582mの世界最長の傾斜鉄道跡

高低差約36メートル

 

琵琶湖疏水の急斜面で

船を運航するために敷設された傾斜鉄道の跡地

 

1891年から1948年まで実用

現在は国の史跡として整備

桜並木の観光スポットになっている

 

P1400831a

 

線路沿いの

ソメイヨシノやヤマザクラは

満開時には桜のトンネルとなり

その下に真っ直ぐに伸びるレールとの景色は

幻想的ともいえる光景で人気がある

 

P1400873a

 

ただここ数年

訪れる人の数が増えすぎ

桜のトンネルと鉄道レールのコラボ写真は撮影不可能

 

ガッカリです

 

思わずムスカ大佐の有名なセリフ

「人がゴミのようだ」

と吐いてしまう私

 

P1400775a

 

こうなれば

桜と人とのコラボ写真を撮ることに・・

 

P1400957a

 

P1400854a

 

人は多けれど

見事な桜並木

 

人が増えるのも仕方ないか・・

 

 

問題

蹴上インクラインは延長( ?メートル )、敷地幅22メートル、勾配15分の1の路線で、ケーブルの巻き上げ機は蹴上発電所の電力で運転した。通過時間は10分から15分だった。

   

 

<解説>

昭和期に入ると

鉄道などの交通機関の影響で

舟運の利用は大きく減少し

太平洋戦争後の1948年(昭和23年)11月26日に運行を休止

1960年(昭和35年)3月をもって電気設備も撤去

完全に稼働を停止する。

 

1973年(昭和48年)以降

送水管を敷設するため残っていたレールも撤去されたが

産業遺産として保存するために復元されることになり

1977年(昭和52年)5月に完成した。

 

1996年(平成8年)には国の史跡に指定。

 

 



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