京都府庁旧本館 重文の建造物に囲まれた中庭で咲く桜京都には

名木とされる桜の木が数々ありますが

ここ京都府庁旧本館の

中庭中央でひときわ艶やかな姿を映す枝垂れ桜も

そのうちの一つ

 

P1400707b

 

円山公園の初代「祇園しだれ桜」の孫にあたる枝垂れ桜

 

その初代は

昭和22年(1947)に枯死

 

枯死した後

その初代の種子から

庭師の7代目小川治兵衛によって植えられた

 

ちなみに

円山公園の現在の祇園枝垂桜は

初代の種子から第15代佐野藤右衛門によって植えられたもの

詳しくはコチラ

P1360639a

 

 

京都府庁旧本館は

国の重要文化財に指定されているルネサンス様式の建物

 

P1400774a

 

重文の建造物に囲まれた中庭で咲く桜

古い洋館と桜のマッチングは見事

 

P1400713a

 

建物内にも入る事ができ(平日のみ)

中庭をぐるりと囲んだ回廊からも

桜を鑑賞できます

 

P1400710a

 

昭和46年(1971)まで京都府庁の本館として使用

京都府庁旧本館になってからも

執務室や会議室は今だ現役として使用

 

P1400739a

 

旧議場は結婚式にも使用され

 

大正ロマネスク様式の極上撮影空間を利用し

コスプレイベントも開催されます

 

P1400725a

 

毎年春には

観桜イベントの「観桜祭(かんおうさい)」が行われ

たくさんの人でにぎわいます

(今年は3/25~4/2)

 

P1400747a

 

風雪を経た不均一な厚みの窓ガラス越しから

薄紅色の花びらが揺らぐ桜鑑賞

 

よかったです

 

問題

京都府庁旧本館は、煉瓦造2階建、小屋組は木造トラス、屋根は天然スレート葺、平面は中庭をもつ( 何字形? )で、背面に「議事堂」を突出する。石造風につくる優れた外観、内部は正庁・大階段・議事堂など充実した室内意匠をもつ。

   

 

<解説>

京都府庁旧本館は

明治37年12月20日に竣工

日本人建築家による本格的西洋建築。

 

西洋建築様式習得の

ひとつの到達点を示すものとして重要であり

議事堂を一体化した府県庁舎建築の典型として

明治以降の府県庁舎建築の定型となり

以降の模範となった。

 

 



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