「中家」 海老香る、京水菜と九条葱の白味噌坦々麺
狭い路地が網目のように張り巡る京都の街中で
小回りの効く愛車カブ(ホンダのバイク)は威力を発揮します
しかし狭い路地故に
違法駐車は、車・バイク共に多くの人の迷惑となります
もし違法駐車なんぞするものならば
何処からともなく緑のおじさん(駐車監視員)が現われ
頼みもしないのに我が愛車の記念撮影を行い
高くつくサインを置いていきます
それがどんな理由があろうと・・
急に腹痛に襲われ
路地裏の小さなコンビニでトイレを借りるため
店の入り口付近に並ぶ自転車の横に
ほんの5分程度愛車カブ置いただけでも
容赦はありません
そうです
一人でも特別扱いをすれば
歯止めが効かなくなるのです
腹痛になった私が悪いのです
そんな経験をした私は
多くのバイク駐輪場を知るわけになるのですが
今年の春、阪急西院駅近くに用事ができ
いつものように駅裏の駐輪場に愛車カブを駐車させた際
近くに坦々麺専門店が在る事を知るのです
いつか攻めようと決意をしてから数カ月・・
暑過ぎる陽気がつづく季節となり
私の体が辛味を求め
忘れかけていた坦々麺の記憶が甦ったのです
少し前置きが長かったですか?
すみません
そしてこれがその坦々麺のお店
「中家(なかや)」
よく見ると
以前にはなかった看板が・・
なーにー!!
「白味噌カレー拉麺」
新メニューが追加されている
カレー好きの私
迷いに迷いましたが
ここは初志貫徹
「白味噌坦々麺」を注文
中家の坦々麺は「京都のモノ」がテーマとの事
麺によく絡むクリーミーでマイルドなスープ
風味豊かな九条葱とシャキシャキの京水菜
さらに甘海老のアクセントを加えた「京都坦々麺」
と言うのはお店の弁
では実際食べてみると・・
なるほど、まろやかなスープです
胡麻の風味と甘みもあるやさしい味
中央の挽肉を混ぜてみると
濃厚スープに変身!
「京都ラーメン」と同様
九条葱の甘みが引き出されます
そういう意味では「京都坦々麺」と名乗るのも
理解できます
濃厚スープとなれば雑炊
雑炊用のご飯も用意されていますので
是非頼みましょう
ひと味ちがう
オリジナル坦々麺
大満足です
実はこちらのお店
本来の姿は
新鮮な魚介類や農家直送の有機野菜を用いた
個性的な料理を堪能出来る居酒屋さん
名物メニューの「坦々麺」だけを
お昼に提供されています
さて次回の訪店は・・
夜にすべきか
はたまた昼の「白味噌カレー拉麺」を食らうか
迷います
記事中のお店でも使われている「白味噌」。京都において、その「白味噌」を使う料理で有名なものな何か?
白味噌雑煮は京雑煮とも呼ばれ
お正月の三が日の間、朝食としていただく。
元旦には頭芋(かしらいも)を
2日と3日は丸餅と小芋を具材にする。
頭芋は
「人の頭になって暮らせるように」
丸餅と小芋は
「円満に一年を過ごせるように」との意味がある。
※ 頭芋は、最初に植えられる芋の事で「親芋」とも呼ばれる。(親芋から子芋、孫芋ができる)
京雑煮では、京の伝統野菜のえびいもの親芋が用いられる。
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