水尾は
京都市右京区の北西部にあり
愛宕山の南麓
四方向を山に囲まれる山間狭隘(きょうあい)の集落
※ 狭隘とは面積などが狭くゆとりがないこと
最寄駅は「JR山陰本線保津峡駅」
駅付近に人家はなく
保津峡駅から4km離れた水尾まで徒歩約1時間
まさに秘境
※ 保津峡駅と水尾の間では、水尾自治会が独自にバスを一日5往復運行している
そんな水尾は
日本の柚子栽培発祥の地として有名
柚子に並ぶ新たな魅力づくりとして
平成22年度から秋の七草のひとつである
フジバカマの原種の植栽を行い
平成24年度からは
毎年畑を一般開放して「フジバカマ鑑賞会」を開催している
そして今年の開催日時は
今日の9/30~10/5 8:00~14:00
(入園料無料)
この「水尾フジバカマ鑑賞会」の大きな魅力は
長距離を移動する渡り蝶である
アサギマダラの飛来地であること
フジバカマの花の密を吸う
アサギマダラの群れを一目見ようと
多くの人が訪れています
世界1の長距離を飛び渡る蝶として有名な
アサギマダラ
謎の多い蝶としても有名
近年、少しづつ研究が進み
徐々に謎が解明されつつあります
初夏に、東日本で孵化した蝶は太平洋岸を南下
九州、沖縄、台湾にまで飛来
南下の途中
秋、冬に産み付けられた卵は春に孵化し
逆のコースを辿り北上し、東日本へ
これが
渡りのコースとサイクル
他の蝶に比べ
羽の鱗粉(りんぷん)が剥がれにくいのが特徴で
※ 鱗粉とは、蝶・蛾などの体や羽を覆う微小な細片。剛毛の変化したもので、水をはじき、光を反射する
撥水性においては
海に落ちても海面を漂い
再度飛び立つことができるほど
そのような羽であるので
サインペンでマーキングをすることも可能
マーキングされた蝶が捕獲され
データ集積が進み
徐々に生態が明らかになりつつあります
それでも
依然として謎の多い変わった蝶
気になる存在です
そんなアサギマダラ
秋はフジバカマの花を特に好み
決まった場所に不思議と毎年集まります
そしてここ
水尾のフジバカマ畑もそのひとつ
自然豊かな水尾で
アサギマダラを見ながら
秋の訪れを感じる
いかがでしょうか
↓↓ フジバカマ鑑賞会の会場 ↓↓
いつも応援有難うございます!
お手数をお掛けします。 m(_ _)m
人気ブログランキングへ
にほんブログ村