岩戸落葉神社 境内を黄金色に染め上げるイチョウ京都市北区の山間部

国道162号線沿い

清滝川と岩谷川が合流する小野郷に

 

p1390235a

 

鳥居、拝殿は一つで

本殿が2棟並んだ珍しい神社が在る

 

「岩戸落葉神社(いわとおちばじんじゃ)」

 

本殿の中央に岩戸社

向かって右に落葉社

二社からなる日本でも珍しい神社

 

p1390200a

 

地元の人たちに古くから親しまれ

ひっそり佇む岩戸落葉神社は

この時期、紅葉の穴場スポットとして

知る人ぞ知る場所となっている

 

p1390202a

 

小さな境内には4本のイチョウの大木がそびえ立つ

 

4本同時には黄葉せず

まず境内の内側の2本が色づく

落葉で地面が黄色の絨毯のようになる頃

外側の2本が黄葉

上と下から境内を黄金色に染め上げる

 

p1390181a

 

16:00 到着

 

p1390197a

 

p1390194a

 

 

そして、この日(11/19)は

年に一晩だけのライトアップの日

 

p1390220a

 

地域の方たちにより

準備が始まります

 

その間

すこし腹ごしらえ

 

p1390228a

 

こちらも地域の方たちにより

お店が並びます

 

ぜんざい 100円

フランクフルト 100円

草餅(1個) 150円

 

美味しいーー!

そして安い!!

 

そうこうしているうちに

日は暮れて闇が周りを支配

ライトで照らされたイチョウの黄金色が

鮮明に浮かんできます

 

p1390261a

 

p1390275a

 

p1390270a

 

見物客を楽しませたイチョウも

しばらくすると葉を落とし

季節は冬へと変わって行きます

 

 

最後に

源氏物語では

朱雀天皇の皇女(落葉の宮)は

柏木に嫁ぐが

夫は妹の女三の宮に恋をする

 

傷心の落葉の宮は

母と一緒にこの地に隠棲したと描かれている

 

その落葉の宮は

この岩戸落葉神社の

落葉社の祭神でもある

 

問題

岩戸落葉神社が在る小野郷(京都市北区小野)は 、銘木( 何杉? )の産地でもあり、高度経済成長期には大変栄え、現在も手入れされた杉林や、丸太を天日干しする風景が見られる。

   

 

<解説>

小野郷の周辺は

平安時代から小野山と呼ばれ

朝廷の主殿寮(※1)の領地であった。

この地域の住民は供御人(※2)として

木材、炭、松明、菖蒲役を

朝廷に納めていた。

 

※1 主殿寮(とのもりょう)とは、宮内省に属し、天皇が外出の際の乗り物の管理や庭の清掃、灯りに使う火の燃料の管理などを担当した役所。

※2 供御人(くごにん)とは、朝廷に属し、天皇の飲食物を貢納していた人々。

※3 誤解答の吉野杉は、奈良県中南部が産地の杉。

 

 



いつも応援有難うございます!
お手数をお掛けします。 m(_ _)m

人気ブログランキングへ

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村



Category: 神社仏閣, 紅葉

About the Author


Comments are closed.


2024年11月
« 11月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

アーカイブ







分類