岩戸落葉神社 境内を黄金色に染め上げるイチョウ京都市北区の山間部

国道162号線沿い

清滝川と岩谷川が合流する小野郷に

 

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鳥居、拝殿は一つで

本殿が2棟並んだ珍しい神社が在る

 

「岩戸落葉神社(いわとおちばじんじゃ)」

 

本殿の中央に岩戸社

向かって右に落葉社

二社からなる日本でも珍しい神社

 

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地元の人たちに古くから親しまれ

ひっそり佇む岩戸落葉神社は

この時期、紅葉の穴場スポットとして

知る人ぞ知る場所となっている

 

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小さな境内には4本のイチョウの大木がそびえ立つ

 

4本同時には黄葉せず

まず境内の内側の2本が色づく

落葉で地面が黄色の絨毯のようになる頃

外側の2本が黄葉

上と下から境内を黄金色に染め上げる

 

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16:00 到着

 

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そして、この日(11/19)は

年に一晩だけのライトアップの日

 

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地域の方たちにより

準備が始まります

 

その間

すこし腹ごしらえ

 

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こちらも地域の方たちにより

お店が並びます

 

ぜんざい 100円

フランクフルト 100円

草餅(1個) 150円

 

美味しいーー!

そして安い!!

 

そうこうしているうちに

日は暮れて闇が周りを支配

ライトで照らされたイチョウの黄金色が

鮮明に浮かんできます

 

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見物客を楽しませたイチョウも

しばらくすると葉を落とし

季節は冬へと変わって行きます

 

 

最後に

源氏物語では

朱雀天皇の皇女(落葉の宮)は

柏木に嫁ぐが

夫は妹の女三の宮に恋をする

 

傷心の落葉の宮は

母と一緒にこの地に隠棲したと描かれている

 

その落葉の宮は

この岩戸落葉神社の

落葉社の祭神でもある

 

問題

岩戸落葉神社が在る小野郷(京都市北区小野)は 、銘木( 何杉? )の産地でもあり、高度経済成長期には大変栄え、現在も手入れされた杉林や、丸太を天日干しする風景が見られる。

   

 

<解説>

小野郷の周辺は

平安時代から小野山と呼ばれ

朝廷の主殿寮(※1)の領地であった。

この地域の住民は供御人(※2)として

木材、炭、松明、菖蒲役を

朝廷に納めていた。

 

※1 主殿寮(とのもりょう)とは、宮内省に属し、天皇が外出の際の乗り物の管理や庭の清掃、灯りに使う火の燃料の管理などを担当した役所。

※2 供御人(くごにん)とは、朝廷に属し、天皇の飲食物を貢納していた人々。

※3 誤解答の吉野杉は、奈良県中南部が産地の杉。

 

 



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Category: 神社仏閣, 紅葉

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