銀閣寺は
正式名称を慈照寺(じしょうじ)という
8代将軍足利義政が
祖父の足利義満が建てた金閣寺を参考に
山荘として建てたのが始まり
銀閣寺を象徴する建物が
「銀閣」と呼ばれる楼閣(ろうかく)
正式名称は「観音殿(かんのんでん)」といいます
※ 楼閣とは重層の建築物。(塔と類義であるが、塔は本来仏塔を指す)
この時期は紅葉と相まって
一層美しさが際立っています
そのため
平日の水曜日(11/30)にもかかわらず
参拝者の列は途切れる事がないほど人気
(銀閣寺の門前)
ここで一つ疑問が
慈照寺はどうして銀閣寺(俗称)と呼ばれるのか?
対照である金閣寺の場合
楼閣の外壁に金箔が貼られている事から
正式名の鹿苑寺(ろくおんじ)が
金閣寺(俗称)と呼ばれるという事に
何となく理解できるのですが
銀閣寺の場合は
銀箔が貼られているという訳でもないのに・・・
この疑問
多くの方が感じておられたようで
ネットで調べるとすぐに解決しました
(向月台)
楼閣「観音殿」の前には
「向月台(こうげつだい)」と呼ばれる
プリン型の砂盛りと
(銀沙灘)
波紋を表現した「銀沙灘(ぎんしゃだん)」と呼ばれる
2つの砂盛りがあります
実はこの砂盛り
月の光を建物に照らす役割があり
月明かりで照らされた建物は
銀色に輝くというのです
これが「銀閣寺」と呼ばれる由縁
ちなみに「金閣寺」も
楼閣前には池が在り
その鏡湖池(きょうこち)に映る楼閣に
太陽の光が注ぐと金色に輝く事が
「金閣寺」と呼ばれる由縁
(当初、金閣寺の楼閣は金箔を貼っていなかった)
京都において
金閣寺が太陽に
銀閣寺が月になぞられるのは
こんな理由があったのです
晩秋の銀閣寺
落ち着いた佇まいに癒されます
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