西大路四条を東へ少しの所
「高山寺(こうざんじ)」
阪急京都線の「西院駅」と
嵐電「西院駅」の間に在るのですが
「西院駅」を
阪急京都線は「さいいん」と呼び
嵐電は「さい」と呼びます
この二つの駅の呼び名は
「高山寺」のヒストリから名付けられたのですが
なぜ呼び名が違うのか
<阪急京都線の場合>
もともと高山寺は
淳和上皇(じゅんなじょうこう)の離宮「淳和院」であった
院は御所の西に位置しており
西の院「さいいん」と呼ばれていた事から
その呼び名を駅名とした
<嵐電の場合>
平安時代
高山寺の辺りには河原があり
少し西に行けば西京極(にしきょうごく)という
魔界との西の境と考えられる場所があった
その事から「さいいん」の河原は
三途の川の河原と考えられていた
平安時代の高僧
空也上人(くうやしょうにん)は
この河原を「賽(さい)の河原」と呼び物語をつくる
「賽」とは
親より先に死んだ子供たちが
親不孝の罰として
三途の川の河原で石を積むこと
積んだ石は鬼が崩し
また石を最初から積むというもの
高山寺には
「西院(さい)之河原 旧跡」
と刻まれた碑が建っている
ここから駅名の呼び名にした
そして現在
高山寺は安産祈願のお寺として有名です
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Category: 神社仏閣