八坂庚申堂 「見ざる、言わざる、聞かざる」東山通から

八坂通を東へ入り

 

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八坂の塔の手前に在る

「八坂庚申堂(やさかこうしんどう)」

 

平安時代の僧・浄蔵貴所によって

創建された天台宗の寺院

正式名は「大黒山金剛寺」

 

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日本最初の庚申信仰の霊場とされ

大阪四天王寺庚申堂

東京入谷庚申堂(現存せず)と並び

日本三庚申の一つ

 

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庚申とは

干支(えと)の庚(かのえ)申(さる)の日を意味する

 

庚申の日の夜

人間の体の中にいる三尸(さんし)の虫が

寝ている人の体から這い出し

天帝(閻魔大王)に悪行を告げ口をし

 

悪行を告げられた天帝は

罰としてその人間の寿命を縮める

 

そのため庚申の日に

夜通し起きることで三尸が体から出て行くのを防ぎ

寿命が縮まないよう様々な行事をして夜を明かす

これが庚申信仰

 

 

境内に入ってみると

 

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色とりどりの「くくり猿」が

ぶら下っています

 

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「くくり猿」は

お猿さんが手足をくくられて

動けない姿をあらわし

 

願い事をかなえるためには

欲望を抑えることが必要で

 

くくり猿は願い事をさまたげようとする

欲望をくくりつけたもの

 

 

猿と言えば

庚申信仰ととともに日本に伝わってきた

「三猿(さんえん)」の姿が

境内のあちらこちらに見る事ができる

 

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「見ざる、言わざる、聞かざる」

 

自分に都合の悪いこと

人の欠点や過ちなどは

見ない、聞かない、言わないのが良い

 

という意味

 

 

「八坂庚申堂」

今年は申年ということもあり

にわかに人気上昇中です

 

問題

八坂庚申堂(やさかこうしんどう)は、飛鳥時代にこの地の豪族であった( 何氏? )の守り本尊・青面金剛(しょうめんこんごう)を安置している。

   

 

<解説> 

八坂庚申堂は

大阪の四天王寺庚申堂

東京の入谷庚申堂(現在は廃寺)とともに

日本三庚申のひとつといわれている。

 

 



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