八坂庚申堂 「見ざる、言わざる、聞かざる」東山通から

八坂通を東へ入り

 

P1320987a

 

八坂の塔の手前に在る

「八坂庚申堂(やさかこうしんどう)」

 

平安時代の僧・浄蔵貴所によって

創建された天台宗の寺院

正式名は「大黒山金剛寺」

 

P1330006a

 

日本最初の庚申信仰の霊場とされ

大阪四天王寺庚申堂

東京入谷庚申堂(現存せず)と並び

日本三庚申の一つ

 

P1330009a

 

庚申とは

干支(えと)の庚(かのえ)申(さる)の日を意味する

 

庚申の日の夜

人間の体の中にいる三尸(さんし)の虫が

寝ている人の体から這い出し

天帝(閻魔大王)に悪行を告げ口をし

 

悪行を告げられた天帝は

罰としてその人間の寿命を縮める

 

そのため庚申の日に

夜通し起きることで三尸が体から出て行くのを防ぎ

寿命が縮まないよう様々な行事をして夜を明かす

これが庚申信仰

 

 

境内に入ってみると

 

P1330002a

 

色とりどりの「くくり猿」が

ぶら下っています

 

P1320998a

 

「くくり猿」は

お猿さんが手足をくくられて

動けない姿をあらわし

 

願い事をかなえるためには

欲望を抑えることが必要で

 

くくり猿は願い事をさまたげようとする

欲望をくくりつけたもの

 

 

猿と言えば

庚申信仰ととともに日本に伝わってきた

「三猿(さんえん)」の姿が

境内のあちらこちらに見る事ができる

 

P1320993a

 

P1320997a

 

P1320983a

 

「見ざる、言わざる、聞かざる」

 

自分に都合の悪いこと

人の欠点や過ちなどは

見ない、聞かない、言わないのが良い

 

という意味

 

 

「八坂庚申堂」

今年は申年ということもあり

にわかに人気上昇中です

 

問題

八坂庚申堂(やさかこうしんどう)は、飛鳥時代にこの地の豪族であった( 何氏? )の守り本尊・青面金剛(しょうめんこんごう)を安置している。

   

 

<解説> 

八坂庚申堂は

大阪の四天王寺庚申堂

東京の入谷庚申堂(現在は廃寺)とともに

日本三庚申のひとつといわれている。

 

 



いつも応援有難うございます!
お手数をお掛けします。 m(_ _)m

人気ブログランキングへ

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村



About the Author


Comments are closed.


2024年11月
« 11月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

アーカイブ







分類