三十三間堂 雪の中の「通し矢」京都の1月の行事として

代表格のひとつ

「三十三間堂の通し矢(とおしや)」

 

通し矢は弓術の一種目

 

江戸時代には

三十三間堂の西側軒下で

120メートル先の的に何本の矢を射抜けるかを

競い合っていた

 

現在は

お堂の軒下ではなく

お堂西側の射程60メートルの特設射場で

全国から約2,000人の晴れ着姿の新成人が

弓道の技術を競い合う

新春恒例行事となっている

 

1度は見てみたい行事

ただ、見物客が多く

人の山で見れないので有名

 

1月15日に近い日曜日に行われるのですが

 

今年は15日が日曜日

仕事が休みの日曜日

そして大雪の日曜日

 

P1390772a

 

これはもしや ”チャンス” かも

 

こんなゴリゴリの雪の日に

外出する人は少ないはず

きっと三十三間堂も人は少ないはず

愛車の四駆が威力を発揮する日

 

行ってみるか ”三十三間堂”

 

朝9時に家を出発

京都市内の道路は

思ったとうり車はほとんど走っていない

 

約30分で三十三間堂に到着

いつもは満車で止められない敷地内の駐車場に

すんなり駐車

 

「よっしゃ!思ったとおりや!」

 

しかし境内に入ってみると

”人が多いぞ”

「なんでやーー」

電車やバスで来たのか・・

 

P1390825a

 

見物客と射手(弓を射る人)でゴタゴタ

 

P1390802a

 

とりあえず観覧席に向かいます

 

ちなみに観覧の方法は

回遊式とのこと

 

P1390830a

 

それにしても人が多い

イヤな予感がしてきた

 

・・・・・・・・

 

観覧場所は

射手の右前方斜めの場所に小さくありました

射手のサイド及び後方は幕で仕切られているため

射手が見えるのはココだけ

 

P1390782a

 

その観覧場所は満席

人の列が何重にもできている状態

 

一分の隙もなく

射手は、まったく見えません

 

なるほど噂どうりや

大雪も関係あらへん

 

また、回遊式の見物と説明があったが

ぜんぜん人は回遊していません

 

15分ぐらいの間隔で

見物客を入れ替え制にしてくれれば

見れるのになぁー

 

と、まあ愚痴を言ってても仕方がないので

何かいい方法がないか・・

と考えていると

 

P1390789a

 

射手のサイドの幕の上が開いており

腕を伸ばし写真を撮る人がいます

 

この場所は人も少ないので

「よし、俺も」

 

そして撮った写真がこれ

 

P1390793a

 

P1390797a

 

これで、ご勘弁を

 

自分の眼で見る事はできませんでしたが

写真が撮れたので

とりあえず「良し」とします

 

・・・・・・・・

 

三十三間堂は

南北に120メートルの

世界でも稀な長さの木造建築

 

P1390775a

 

柱の間の数が33あるので

三十三間堂と呼ばれています

 

P1390778a

 

堂内には1,001体の千手観音像が並び

その眺めは正に圧巻

仏像好きにとっては見逃せない場所

 

ただし、撮影禁止です

 

P1390808a

 

お堂内の様子はこちら(三十三間堂公式ページ)

http://sanjusangendo.jp/b_1.html

 

千手観音立像は

両脇から40本の手が伸びており

そのひとつひとつの手に25個の救いの働きがあるといいます

40本に25個であわせて1,000の救いがあるので千手観音

 

そんな千手観音が1,001体もある三十三間堂

まさに無限の救いがある場所です

 

この日は

和弓と仏像が見られる1年で唯一の日でしたが

(私の場合、和弓は見れませんでしたが)

 

仏像に関しては

いつでも拝観できますので

興味のある方は是非

 

問題

「三十三間堂」は1164(長寛2)年、後白河上皇が( 誰? )に命じて、上皇の離宮である法住寺殿(ほうじゅうじどの)の一画に建立された。

   

 

<解説>

 建長元年(1249年)の火災で焼失したが

1266(文永3)年に

現在の本堂が再建された。

 

本堂の正式名称は「蓮華王院(れんげおういん)」

完成当時は朱色で

五重塔や不動堂などもあった

スケールが大きく豪華な建築物として

神々しいまでの美しさであった。

 

 



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Category: 神社仏閣, 行事,

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